「はじめての相続」だけの特別なインタビューです！
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聞き手：事業承継ではどのようなことを知っておくべきですか？

柴田さん：事業承継は会社の株価が思いがけず高値になることがあります。高値が付いた場合、株価が相続税において非常に大きな比重になる可能性がありますね。従業員の規模、売上規模、資産を持っている会社は生前にきちんと評価をしておく必要があります。
相続は基本的に、現金・不動産・株が対象になります。現金は相続額がはっきりしていますし、不動産も資産評価が出しやすいです。
しかし、株の資産価値に関してはイメージが付きづらいです。
株の適切な評価を把握し、その株を相続においてどうしていきたいのかを考えておくべきですね。もしお困りの方には、業承継税制やM&Aなどで他の人にお渡しする方法も提案しています。

聞き手：会社を経営していると通常の相続よりも色々考えることがありますね。経営者が会社の後継者に対して注意する点はありますか？

柴田さん：事業承継で失敗する例として多いのは、親戚に会社を渡す際に、相続人を1人に決めない場合ですね。
基本的に事業承継は後継者を1人に決めて株式も1人に譲渡する方が良いです。
分割しにくい不動産と株は分割せず1人に集約し、現金や他の項目で他の相続人とバランス取ることが重要ですね。

聞き手：後継者に株式を譲渡する時期についてアドバイスはありますか？

柴田さん：会社の株価は常に変動していますので、その会社の財務状況により株式譲渡のタイミングが変わっていきます。
一番良いタイミングで譲渡や贈与を行なうために適切な計画を立てることが重要ですね。早い人だと10年前から譲渡のビジョンを持ち、専門家に相談しています。
専門家に相談した後は、事業の計画書を立てて、計画通りに譲渡を進めていくとスムーズです。

聞き手：事業承継をされる際にクローバー会計事務所ではどんなサポートをしているのでしょうか？

柴田さん：クローバー会計事務所は株価のコントロール、株価鑑定を行なっています。
退職金を出したり、保険に加入したり、赤字にしたりすることで会社株価の評価の引き下げ対策をしています。
他にも種類株式の発行や遺産分割、財務的な教育を総合的にお手伝いしています。お客様の力になれるよう一緒に考えて計画を練っています。

聞き手：事業承継は生前にしっかり計画していく頃が重要なんですね。

柴田さん：事業承継を生前に行わないと、ご家族に迷惑をかけてしまいます。
以前、突然経営者が亡くなってしまい、ご家族が会社の引き継ぎをどうすれば良いの分からず困ってしまったパターンを見てきました。
また、事業の借り入れなどがあると残されたご家族が保証人になってしまい、借り入れがそのままご家族に引き継がれてしまいます。
経営者の方は後継者のイメージをより明確にしておくと、次の世代への受け渡しがスムーズにいきます。

聞き手：最後に今後生前対策される方にメッセージはありますか？

柴田さん：生前対策は皆さんが初めてのことなので、何を相談したら良いかも分たない方が多いと思います。
疑問や不安を一つずつクリアし、計画を立てて、ベストなタイミングで贈与や譲渡をしていきましょう。
当事務所は人柄が良いスタッフが在籍しているので、気軽にご相談ください。

聞き手：本日はありがとうございました。



はじめての相続編集部
情報提供と専門家マッチングで円滑な相続税の手続きをサポートすることをミッションに掲げた、マッチングWebメディア「はじめての相続」の編集部です。
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