「はじめての相続」だけの特別なインタビューです。
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聞き手：これから相続をする方に向けて知っておいた方が良い情報や申請方法などありますでしょうか？

古家さん不動産鑑定士がよく遭遇する、負債を持つ方の案件があります。
被相続人の旦那さんと相続人の奥さんがマンションの1部屋を持っており、そのマンションに住んでいましたが、旦那さんが亡くなり借金が多くあることが発覚します。
借金のため残された奥さんが住んでいる部屋を相続放棄をしないといけないことがあります。
しかし奥さんは自分の住んでいるマンションを相続放棄してしまったら、住む場所がなく困ってしまいます。そういった場合は、限定承認という申請が使えます。

聞き手：限定承認とはどういったものでしょうか？

古家さん限定承認は負債を処分して、資産だけを残す方法です。
限定承認は弁護士に相談した後、私たち不動産鑑定士が不動産の評価を行い、奥さんがずっとそのマンションに住めるようにします。
限定承認を知らない人が多いですが、このシステムは知っていた方が良いですね。

聞き手：最初から不動産鑑定士に依頼するのではなく、弁護士に相談したほうが良いのでしょうか？

古家さん限定承認を適用するためには、裁判所に申し立てをしないといけないので、初めは弁護士しか対応ができません。

聞き手：なるほど、ありがとうございます。依頼者さんに対して古家さんが気をつけていることはありますか？

古家さんどんな方の依頼にも共通しますが、責任持って業務を進めます。
なるべく全ての案件をお手伝いしたいと考えています。
特殊な案件でお話しの内容によってはお断りすることがありますが気軽に相談して欲しいです。
また不動産評価をしたいと申し出てくださった方に対して、費用をかけても無駄であると判断した時は、事前にやらない方が良いとアドバイスをします。

聞き手：お客様の立場にたった意見をお伝えしているのですね！今までの中で印象に残っている事例などはありますでしょうか？

古家さん借地に学校が建っており、地主に相続が発生したことがあります。
新しい地主はその学校の卒業生であったのですが、土地の値上げを要求してきました。そこで学校側が困って私に依頼が来ました。
最終的には学校側の主張が勝ったので値上げは行われませんでした。

聞き手：学校の土地は公共の土地だと思っていました。

古家さん大体の学校は自分の土地に建てますが、たまに借地に建設する学校がありますよ。
この件に関してはとても学校側に喜ばれました。

聞き手：最後に何か不動産評価をされたい方へのメッセージはありますか？

古家さん株式会社ファースト不動産鑑定では、親切・丁寧を心がけています。
まずはお気軽にお越しください。私にできる範囲でしたら何でもお答えし力になっていきたいです。

聞き手：本日はありがとうございました！



はじめての相続編集部
情報提供と専門家マッチングで円滑な相続税の手続きをサポートすることをミッションに掲げた、マッチングWebメディア「はじめての相続」の編集部です。
出版社が運営していることが強みで、「利用者目線」と「わかりやすさ」を心掛けて相続に関する記事を発信しております。
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