「はじめての相続」だけの特別なインタビューです！
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聞き手：税理士の先生を見つけるコツはありますか？

池田さん：相続に関わる経験が少ないとお客様のお悩みに対して解決策を導き出すことが難しいと思います。
評価の高い外科医は手術経験が豊富です。税理士を探す場合は、その経験値がどれだけあるかも非常に重要です。更にこの分野に関して、日々勉強をして、最新情報を入手している勉強熱な税理士を探すべきです。また、プライベートな部分を打ち明けるので、やはり人としての相性が大切だと感じます。

聞き手：どのような視点を持った税理士を選べば良いのでしょうか？

池田さん：お客様のことを他人事として扱っている税理士は良いアドバイスが出来ないと思います。自分の事として考えることで経験と知識が積み上がっていきますし、最終的にはお客さまの利益につながっていきます。
依頼しようと思っている税理士がどのような視点を持っているかを実際に会って聞いてみてください。財産や人には言えないことを安心して打ち明けることができるか、見極めが重要です。

聞き手：税理士には自分の懐事情を全て話すので信頼できる方を見つけるのがベストですね。

池田さん：そうですね。例えば、会社の経営者が法人とプライベートの担当税理士を分けることがあります。
それは信頼関係からくるものだと思っています。お客さまが自分のお財布を見せても良いと感じることが税理士として大切になってくるのだと考えています。

聞き手：池田さんは色々と資格を取得されていますが税理士として働く上で大切にしていることはなんですか？

池田さん：“餅は餅屋”という諺があります。
プライベートなことは本当に知識と経験がある税理士に頼むことが大切だと考えます。私は常に勉強をして、最新情報をキャッチできるよう日々努力しています。
自分一人では限界があると考えたときには、その分野において最高レベルの方を探して、知見を得ます。税理士にもセカンドオピニオンが必要な時代かもしれません。税理士から解決策を提出された後、他の税理士に確認しても良いので、自分が納得する解決策を見つけてください。

聞き手：最後に相続を控えている方にアドバイスをお願いします。

池田さん：親が認知症になった後、被相続人が亡くなった後では、打てる対策は限られています。
そのため、もし親の変化に気がついた時は見落とさないようにしてください。家の問題を先送りしないで早めに対処しておくが大事なことだと思います。繰り返しになりますが、認知症が進めば、できることが限られていきます。自分で調べたり専門家を頼って、早めに対策を進めていくことが重要になっていきます。
私の場合、母が認知症になったこともあり、認知症がどういうものか、何が大変なのかを身をもって経験しています。今後ますます増加していく認知症と向き合うために、解決策として有効な“家族信託”を普及したいと考えております。親が安心して老後を暮らすことが超高齢化社会には絶対に必要不可欠です。お客様の悩みを自分のこととして考えてくれる税理士は、親身になって相談に乗ってくれると思います。

聞き手：なるべく早めに対策をうつことが大事なんですね。
本日はありがとうございました！



はじめての相続編集部
情報提供と専門家マッチングで円滑な相続税の手続きをサポートすることをミッションに掲げた、マッチングWebメディア「はじめての相続」の編集部です。
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